writer NATULAGI編集部
季節の変わり目から夏にかけて活躍するアイテムといえば、カーディガンやジャケットといった羽織りもの。
ですが、便利な反面、カーディガンは無難なコーディネートになりがち、ジャケットはどう合わせたらいいの? と着こなしに悩むアイテムでもありますよね。
Mimiさんの着こなし講座、第3回目の今回は、そんな季節の変わり目の2大羽織り〈カーディガン〉と〈ジャケット〉でおしゃれ上手になるコツをうかがいました!
Q. カーディガンを羽織るとなんだか地味で垢抜けません!
カーディガンを着るとおしゃれに見えないという方、意外に多いようです。素敵に着こなすポイントはありますか?
A. 定番のカーディガンこそ、サイズの見直しを
カーディガンをよく着るというMimiさん。クルーネックのような定番の形を選ぶことが多く、1枚では肌寒い日や日よけ対策したいとき、Tシャツなどの上に羽織っています。
カーディガンを着るときに、Mimiさんがとくに気をつけているのは「サイズ感」とのこと。
Mimiさん
「ボリュームのあるスカートには、ややコンパクトなサイズのもの。パンツには、オーバーサイズにならないくらいで、体のラインを拾いにくい適度なゆとりがあるものと、合わせるボトムによってサイズを選ぶようにしています。
定番のようなカーディガンこそ、サイズの見直しをぜひしてみてください」
Lesson1
ゆったりカーデ×パンツでバランスよく
Mimiさんに着用いただいたのは、ナチュランオリジナルブランド「&yarn」のカーディガンです。ほどよいゆとりのあるこちらのカーディガンは、パンツスタイルとのバランスが抜群。
ボタンの開閉で、インナーをのぞかせる分量を変えることでも印象が変化します。
「ボタンを2つ留めるぐらいにして、インナーの白をきかせることで、ほどよい抜け感のあるきれいめな着こなしになります」
Lesson2
インナーを変えておしゃれに着まわし
サイズ感を見直してシルエットのバランスがとれたら、インナーのアレンジで着まわしをどんどん楽しんでみましょう。
「先ほどの色違いのグリーンのカーディガンに、ユニクロのプリントTを合わせました。カジュアルな印象が強いプリントTも、カーディガンを重ねることで主張がセーブされ、取り入れやすくなります」
オレンジのボーダーTに重ねて、カーディガンの透け感を活かしたコーディネート。
「オレンジ×グリーンは、明るさと落ち着きのある、大人に似合う色合わせです」
Q. ご出勤ですか? にならない、ジャケットのカジュアルコーデを教えてください
次に教えていただくのは、ジャケットを使った着こなしです。
カーディガンよりおしゃれに決まりやすいジャケットですが、合わせるアイテム次第では通勤のようなかっちりとした印象に。
カジュアルなふだん着として取り入れる場合、Mimiさんならどうコーディネートしますか?
A. おすすめは同系色のカットソーをインナーにした着こなし
「ジャケットを上手にカジュアルダウンするためにおすすめのアイテムは、ジャケットと同系色のカットソーです。
気温が変化してもインナーの袖丈を変えることで、ジャケットを長く着まわせますよ。
シニア世代は、半袖の下に長袖を着ることに抵抗がある方もいらっしゃると思いますが、ジャケットとインナーを同じ色のトーンでまとめれば、違和感なく着こなせると思います」
&yarnのリネンジャケットに合わせたのは、ボーダー柄の長袖Tシャツ。
「グレーとモノトーンのボーダーという同系色を組み合わせることで、まとまりのある印象に。
袖を折ったり、ブローチをつけたりして変化をつけると、よりカジュアルなジャケットスタイルが完成します」
同じジャケットを、ノースリーブのボーダーカットソーに合わせて夏仕様に。
インナーの袖丈次第で、春夏秋、と3シーズンジャケットスタイルが楽しめます!
オリジナルアイテムを着用した
ご感想もいただきました!
Mimiさん
「カーディガンは、さらりとした肌触りで気持ちよく、シワになりにくいので、バッグに入れて持ち歩きたいなと思いました。気になるお腹やお尻まわりを絶妙にカバーしてくれる丈感ですね!
リネンのジャケットは、軽くて快適な着心地でした。斜めに入ったポケットは、手が入れやすいところもうれしいポイントです。カーディガン感覚の気軽さですが、襟があるので、きちんと見えするのがいいところだと思います」
【画像提供】Mimiさん
- プロフィール
1960年生まれ。高知県郊外のマンションに猫(茶太郎)と暮らす。61歳で開設したYouTubeチャンネル『Mimi’s life』が人気に。「60代のひとり暮らし」を明るく楽しく生きる衣食住のアイデアを発信する。著書に『60代のおしゃれの見直し今を楽しむ服を着て。』(主婦と生活社)、『これまでも、これからも Mimiさんの何歳でも自分を楽しむ手作り服』(ブティック社)などがある。Instagram:@mimi_chata1960
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